元々は自分用の株主優待ランキングシステム

 当サイトへご訪問下さり、ありがとうございます。
 当サイトは、一定の基準で株主優待価値を金額化し、配当率と併せて年総合利率を算出し、そして、全銘柄ランキングした。株主優待ランキングシステムサイトです。
 元々は自分用に作成した株主優待ランキングシステムを、WEBサイトとして公開いたしました。

 株投資する際、特に株主優待を主目的とした長期投資を行う際、年間の利率は最重要確認事項です。
 にもかかわらず、証券会社のサイトには配当利率のランキングはあっても、優待利率を含めた総合利率のランキングはありません。
 これは株主優待は企業ごと優待品が違い、その優待価値を比較することが極めて困難だからです。
 例えば「QUOカード1,000円分」のような優待だけなら問題ないのですが、「お米1kg」のような金額が公表されていない優待が交じってくると、優待を比較することができなくなります。
 「お米1kg」=600円のように決め打ちすれば比較できるようになりますが、責任ある証券会社はおそらくこれができないのでしょう。
 WEB検索しても「〇〇さんのお勧め優待」や「プロが選ぶ優待銘柄10選」のように、どのような基準で選定したのか不明瞭で、自身、満足できる情報を得ることができませんでした。

 そこで、「お米1kg」=600円のように一定の規則性をもって概算金額化することで優待価値を比較できる株主優待ランキングシステムを開発しました。「お米」はあくまで一例です。それ以外の金額非公表優待をすべて「一定の規則性で概算金額化」することで優待価値を比較でき、これに配当を加えて総合利率を全銘柄ランキングできるようにしました。

 また、いわゆる「名ばかり優待」や株主を顧客として利用しようとする意図のある優待、健康食品や自社セミナーなどの高額優待を「一定の規則性で減額」することで正しいランキングとなることを目指しました。
 この「一定の規則性で概算金額化・減額」につきましては、以下ランキング算出の決め事にてその規則性を明示しておりますのでご参照下さい。「この算出方法はおかしい」というご意見あれば是非ともご指導下さい。貴重なご意見として改良の参考とさせていただき、より精度の高いものにしていきたいと考えております。

 今だ開発中のシステムとも云えるのですが、総合利率を類推するツールとしてご活用いただければ幸甚に存じます。

ランキング対象銘柄について

・JPX(日本取引所グループ)の上場銘柄を対象としています。REIT系の不動産投資法人は対象としていません。福証、名証、札証の単独上場銘柄は対象としていません。


株価・株主優待・配当金・順位の更新について

・株価の更新は現在1日1回(取引日の20:00に更新)です。リアルタイム株価をもとにした順位ではありませんのでご注意下さい。

・株主優待、配当金の更新は各銘柄の四半期決算短信、プレスリリースの発表都度、変更があればその都度更新しています。

・順位の更新は現在1日1回(取引日の20:00に更新)です。株価、株主優待、配当金の更新後に順位の更新を行っています。


ランキング算出の決めごと

・優待品の価格を公表していない銘柄が数多くあります。しかし、それでは優待価値を順位付できないので、このサイトでは優待品ごと概算価格を設定しています。
 例えば「新潟産こしひかり」「精米」「あきたこまち」は「お米」として一律1kg=600円と概算しています。
 「お米券」は1kg=500円で販売されていますが店頭で交換する場合は1kg=440円分の交換となるので1kg=440円と概算しています。
 これ以外でも多数概算金額を設定しています。以下一例です。あくまで概算であり正確な価値を算出できている訳ではないことを十分ご留意下さい。
  お米1kg=600円
  砂糖1kg=400円
  ビジネスホテル1泊=10000円
  ハイクラスホテル1泊=20000円
  高級リゾートホテル・旅館1泊=20000円
  ゴルフ場併設ホテル1泊=15000円
  ※概算価格を設定した場合は、各銘柄の注記欄にその旨必ず記載しています。


・優待品に変えて各種慈善団体への寄付を選択できる銘柄が増えていまが。寄付は対象外として順位の算出に加えていません。各銘柄ページの優待一覧にも表示していません。
 例:5976:ネツレン:QUOカードまたは寄付を選べる優待です。QUOカードを対象として順位の算出に加えています。


・抽選優待は対象外として順位の算出に加えていません。各銘柄ページの優待一覧にも表示していません。
 例:1605:INPEX:「直江津LNG基地」株主さま向け見学会(応募者より抽選)は順位の算出に加えていません。

・株数に応じて限度なく優待を贈呈する銘柄がありますが、優待利率が増えるわけではないので、一定の株数で表示を止めています。
 株主優待は通常上限の株数が決まっており、例えば100株:QUOカード1,000円分という場合、200株以上保有しても100株の優待しかもらえません。
 しかし、例外のケースとして配当金と同じように上限なく保有株数に従い優待が与えられる銘柄があります。
 この場合、システム上の問題で大変申し訳ありませんが、当サイトでは一定の株数を上限として設定させていただき、それ以上の表示を止めています。
 ただし、順位の算出に関しましては、株数が増えても優待利率は同じなので影響はございません。
 例:9202:ANAホールディングス:「10万株以上ANA国内線の片道50%OFF券254枚+以後10万株超過800株毎に1枚追加」となっていますが、この場合10万株までの表示で止めています。


・QUOカード1000円等の贈呈優待のみで順位付けしています。割引券、例えば1000円で100円割引(1割引)のようにその優待価値を得るために費用が必要な優待は省いて順位付けしています。
 当サイトでは優待を優待区分として「贈呈」、「贈呈(減額)」、「割引(限度あり)」、「割引(限度なし)」、「対象外」に分類しています。
 この分類の中で「贈呈」としたものだけで優待価値を順位付けしています。優待サーチでは選択条件により割引優待を含みます。

 「贈呈」順位付けに含む
 その優待を得るために追加の費用を払う必要のない優待です。
 例:3983:オロ:QUOカード3,000円

 「贈呈(減額)」順位付けに含む
 その優待を得るために追加の費用を払う必要のない優待ですが、その価値を多めに公表している、または高額で他とバランスがとれなくなる優待です。当サイトでは一定の基準で減額して順位付けしています。

  ・その価値を水増ししている例「プレミアム優待倶楽部」

最近、4482:ウィルズ(Wills)の提供する「プレミアム優待倶楽部」を優待に利用する企業が増えています。
企業側から見ると株主優待業務をアウトソージングし優待品の申込み・発送をWillsに代行させるものです。一般的に配当金支払いの事務手続きは、昔から信託銀行にアウトソージングされていましたが、優待に関してもこの「プレミアム優待倶楽部」を利用してアウトソージングするケースが増えています。
一方、株主側から見るとポイントを与えられWillsの提供するECサイト上で好きな優待品と交換するというカタログギフトと同じようなものと考えたいところですが、例えば優待品の1つ福山製麺所旨麺8食は2700ポイントで交換できますが、大手通販サイトでは1,350円で販売されています。このように1ポイント=1円とは実勢上言い難い状況です。
この現状を踏まえ、当サイトでは1ポイント0.5円として優待価値を減額して順位の算出をしています。
食品会社などで自社商品3000円相当のような優待品の場合、実際は3000円以上の価値があるもので株主の満足度が高い場合が多いです。一方、不動産会社など自社商品を優待品として提供できない企業は優待品としてQUOカードを提供するケースが大半でした。しかし、このQUOカードを提供してきた企業がのきなみ「プレミアム優待倶楽部」に切り替えるようになりました。企業側としては事務的な負担が減りメリットがあるのでしょうが、株主側からすると今までもらっていた優待よりも価値が低くなったと感じることでしょう。仲介業者が間に入ったので費用がかかるのは当然のことですが、その費用は現状株主負担になっている状況です。
例:3498:霞ヶ関キャピタル:100株以上2,000ポイント→2,000×0.5=1,000円

  ・高額で他とバランスがとれなくなる例

高額セミナー、高額WEBサービス、ブランド品、高額健康食品、高額化粧品、高級食材等の著しく定価設定が高い優待
例:3807:フィスコ:自社ウェブサイト「クラブフィスコ」のIPOナビ(リミテッド)無料クーポン:1か月6,480円とされていますが、1か月500円に減額しました。

 「割引(限度あり)」順位付けに含まない
 例えば1000円で100円割引(1割引)のように、その優待を得るために追加の費用が必要な優待です。その優待の中でも割引額に限度額が設定されている優待です。
 例:3529:アツギ:自社ECサイトで30%割引 年6回利用可 1回割引額最大3万円
 この場合、仮に割引をすべて利用すると買い物費用は60万円。割引額は18万円となります。この割引額18万円とQUOカード1,000円等の優待を比較するとバランスがとれなくなるため、順位付けに含めていません。
 その一方、スーパーでの買い物は日常的に発生します。例えば1000円で100円割引(1割引)であっても、日常的に利用するスーパーでの割引であればこの割引は優待価値として順位付けに含めています。
 例:7512:イオン北海道:100株の1,000円につき100円割引券25枚は優待価値2,500円としています。

 「割引(限度なし)」順位付けに含まない
 例:6737:EIZO:自社ECサイトで20%割引 利用回数利用金額制限なし
 この場合、割引額に上限がなく、価値を判断できません。このため、順位付けに含めていません。


・その他順位付けの対象外とするもの
 当サイトでは上記の通り優待を優待区分として「贈呈」、「贈呈(減額)」「割引(限度あり)」、「割引(限度なし)」、「対象外」に分類しています。
 この内、「対象外」と分類しているものは順位付けの対象としていません。以下7つの理由によるものです。

 1.非日常的で毎年優待価値を享受できない優待
  アパートマンション建築工事代金、仲介手数料、冠婚葬祭(結婚式場等)、結婚相談所、介護施設利用料、定期預金等
  例:2196:エスクリ:40名以上の披露宴をご成約いただいた場合、30万円分のウェディングアイテム

 2.高額で他とバランスがとれなくなる割引優待
  高額セミナー、高額WEBサービス、ブランド品、高額健康食品、高額化粧品、高級食材等の著しく定価設定が高い割引優待
  例:2464:Aoba-BBT:経営者向け教育プログラム(14の講座・コース)を優待価格で提供:高額。

 3.記念優待(上場記念、創業30周年記念、10年継続保有記念)等の1回限りもしくは数回限りの優待で継続的に価値を享受できない優待
  例:2811:カゴメ:100株以上10年以上継続保有の株主さま(10年を迎えた年に1回限り)自社オリジナル記念品

 4.価値が特定できない優待
  株主様向け食事会・特別販売会、工場見学等。
  例:2764:ひらまつ:株主様のみがご参加いただける特別なお食事会

 5.利用できる地域が限定的で別地域の株主への代替品対応がない優待、利用者が限定的な優待、メジャーではない自社サービスを利用した優待、美術館入場券等1度行けば何度も行くとは思えない施設入場券
  例:3904:カヤック:まちの社員食堂(鎌倉)ディナーを会員価格で提供(1000円→900円)

 6.株主が顧客を紹介しその紹介手数料を優待と称するもの
  例:7201:日産自動車:株主様に日産車新車のご購入を検討されている方をご紹介いただき、紹介を受けた方が日産車新車をご購入された場合に5,000円相当ギフトカード

 7.仮想通貨を優待とするもの
  仮想通貨の口座開設を前提条件にしており、株主を利用しようとしているとも考えられます。加えて仮想通貨は値動きが激しく優待価値を算出できません。
  例:4765:SBIグローバルアセットマネジメント:100株以上仮想通貨XRP(リップル)を贈呈 ※SBI VCトレード(株)に口座の開設が必要。


・1枚で4名まで利用可というように、1枚で複数人が利用可能な割引優待がありますが、他とバランスがとれなくなるため株主本人1名分のみの優待価値としています。
 例:3814:アルファクス・フード・システム:「ナチュラルグリーンパークホテル無料株主優待券、1室最大4名まで利用可。」となっていますが、この場合1名分のみ対象としています。



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