株主優待狙いなら見るべき指標

作成日:2021-10-20 最終更新日:2021-10-27

 株主優待狙いで株を購入する際に、見るべき指標は以下の通りです。

 ・市場区分
 ・PBR
 ・配当利率および優待利率
 ・株主優待の継続保有条件
 ・株主優待の制度変更頻度

株主優待狙いなら見ておくべき指標

市場区分

 東証プライムを選ぶべきです。

 株主優待狙いは、株の長期保有が前提になります。何年かたった後に株価が購入価格と同じでも、株主優待を受けた分、利益が出るという話です。
 このため大幅な株価変動の可能性のあるスタンダード、グロースではなくプライムを選ぶべきです。

PBR

 1.5以下を選ぶべきです。

 PBR = 株価 / 1株当たり純資産(BPS) で表せる株価指数。会社資産と現在株価との比較です。
 PBRが低いほど株価が割安であることを示します。
 長期保有の場合PBRが少なくとも1.5以下、できれば1以下のタイミングで株を購入できればベストです。

配当利率および優待利率

 配当利率および優待利率合わせて5%以上が目標です。

 配当利率と優待利率を合わせた総合利率で年5%以上が目標です。

株主優待の継続保有条件

 長期保有による年率平均を見るようにして下さい。

 クロス取引を防ぐ目的で、半年、1年のように一定期間の保有を条件(継続保有条件)とする株主優待が増えています。
 また、長期保有を優遇する目的で保有年数により株主優待の価値を変える株主優待も増えています。
 株主優待狙いは株の長期保有が前提になりますので、継続保有条件、長期保有の優遇利率も考慮して、具体的に3年保有の場合、5年保有の場合と年率平均を計算し確認して下さい。

株主優待の制度変更頻度

 変更が少ないことを確認して下さい。

 業績により株主優待の廃止、再開や株主優待の制度変更を頻繁に行う企業があります。
 配当金については余剰金の処理なので業績により毎期変わるのは当然ですが、株主優待については企業の自社製品、サービスを株主に紹介するという側面もあるため、信頼を重視する企業は業績に関係なく株主優待を安定的に提供します。
 株主優待狙いは株の長期保有が前提になりますので、途中で株主優待の制度変更が行われると完全に計算が狂うので、過去5年株主優待の制度変更がなく(拡充はOK)、安定的に株主優待を提供している企業を選んで下さい。





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